Worldbuilding / Part I & Side Stories

世界観

第1部「魔族王都編」と、番外編「カイン失明事件」第5話までの公開済み内容をもとに、王都の街並み、組織、施設を紹介します。

PUBLIC SCOPE

掲載範囲

第1部の序章~第26話、番外編「泣くのは後でいい」「雨の日に拾ったもの」「黒燈の毛玉」「七日間の臨時ペア」第1~3話、「カイン失明事件」第1~5話が対象です。各話の内容に触れます。第2部以降および未公開番外編の設定は含めていません。

ノクティルム大通り

Noctilum / 魔族王都

ノクティルム

第1部の主な舞台。黒い石畳、魔石灯、裏通り、水路、酒場、市場、人の熱と生活音を持つ黒い王都。ジルにとって最初は逃げ込むための街だが、黒燈ギルドと関わるにつれて、自分で選んだ所属と戻る場所へ変わっていく。

黒燈ギルド本部外観・正面入口

Black Lantern Guild

黒燈ギルド

ノクティルム側のギルド。証拠を保全し、証人を守るが、裁く主体にはならない。白梟の後釜ではなく、闇に潜みながら王都を守る黒い灯りとして描かれる。第1部では、ジルが黒燈を見極め、最終的に所属を選ぶまでの軸になる。

黒燈本部の廊下・階段

Black Lantern Headquarters

黒燈ギルド本部

表向きは古物商跡や古い倉庫のように見える、黒燈ギルドの地下拠点。情報、保全、医務、食堂、通信、訓練、逃走経路が重なる。暗いが冷たい場所ではなく、ジルにとっては警戒の対象から、報告し、治療を受け、戻る場所へ変わっていく。

王都・街

ノクティルムNoctilum / 魔族王都
ノクティルム大通り

美術資料:ノクティルム大通り

第1部「魔族王都編」公開範囲

第1部の主な舞台。黒い石畳、魔石灯、裏通り、水路、酒場、市場、人の熱と生活音を持つ黒い王都。ジルにとって最初は逃げ込むための街だが、黒燈ギルドと関わるにつれて、自分で選んだ所属と戻る場所へ変わっていく。

  • 黒い石畳と魔石灯、雨の路地、水路、屋台や酒場の気配が重なる街。
  • 危険な闇の街である一方、食べ物の匂い、人の声、生活の熱もある。
  • 白い王都から逃げたジルが、自分の足で入った境界の街。
アルシェリアArschelia / 白い王都
アルシェリアの資料画像

第1部「魔族王都編」公開範囲

白い王都。第1部では、ジルが逃げてきた場所、白梟ギルド側の秩序と所有の気配を持つ場所として扱う。ノクティルムとの対比に必要な範囲だけを掲載し、第2部以降の舞台詳細はここでは扱わない。

  • ノクティルムの黒い灯りと対比される、白い秩序の象徴。
  • 第1部ではジルの過去と白梟側の影として見せる。
  • 白い王都内部の詳しい制度や施設説明は未掲載。

組織

黒燈ギルドBlack Lantern Guild
黒燈ギルド本部外観・正面入口

美術資料:黒燈ギルド本部外観・正面入口

第1部・公開済み番外編

ノクティルム側のギルド。証拠を保全し、証人を守るが、裁く主体にはならない。白梟の後釜ではなく、闇に潜みながら王都を守る黒い灯りとして描かれる。第1部では、ジルが黒燈を見極め、最終的に所属を選ぶまでの軸になる。

  • 合言葉は、握るが、裁かない。
  • 証拠、証人、押収品、記録を保全する組織。
  • 任務後に戻る場所、怪我人を手当てする場所、食事をする場所を持つ。
  • 「泣くのは後でいい」では、実働に続いて医務班と保全班が動き、保護対象の救出と証拠の保全を並行する。
  • 「カイン失明事件」では、通信が届かない現場に外周待機と救援を備える。警告が間に合わなくても、帰還路と救助を途切れさせない。
白梟ギルドWhite Owl Guild
白梟ギルドの資料画像

第1部「魔族王都編」公開範囲

アルシェリア側の白いギルド。かつて理念を持っていたが、記録、契約、証明、所有の言葉に閉じていく。第1部では主敵として現れるが、白梟本部や契約庫の詳細など、第2部以降の核心に関わる情報は公開範囲外にする。

  • 白い封蝋、紙、記録札、香木、役割名などの痕跡で存在を示す。
  • 人を記録や所有の言葉で扱う点が、黒燈との大きな対比になる。
  • 第1部では追跡、偽文書、内通、社交信用の利用を通じて脅威を見せる。
警備隊Guard Corps
警備隊の資料画像

第1部・「七日間の臨時ペア」「カイン失明事件」

ノクティルムの表の秩序を担う組織。ゼルは黒燈へ入る前、王都警備隊の補助術式官だった。「七日間の臨時ペア」では、証人保護の正規経路に漏洩の疑いが生じ、ゼルが別の退路を開く。警備隊による記録の調査や追手の拘束も行われており、組織全体が腐敗しているわけではない。

  • 公的な秩序を担うが、黒燈とは役割が異なる。
  • ゼルは一件の救出直後に辞めたのではなく、警備隊に残って考えた末に、別の立場から命を守る道を選ぶ。
  • 「カイン失明事件」では、古い警備隊の術式資料と外部から観測された戦闘が、ゼルを狙う罠の手掛かりに利用される。
白弦商会White String Company
白弦商会周辺の倉庫街・荷馬車置き場

美術資料:白弦商会周辺の倉庫街・荷馬車置き場

第1部「魔族王都編」公開範囲

ノクティルムで長く信用を築いてきた大商会。紙、書物、筆記具、封緘具、記録用品、香木、輸入品、荷馬車、倉庫などの流通に関わる。第1部では、白梟が金、物資、名義、流通線へ手を伸ばす窓口として扱う。

  • 白梟や協力者が利用する流通と信用の入口。
  • 主敵そのものではなく、事件の背後にある物資と記録の経路。
  • 商会全体を黒幕として格上げしない。

施設

黒燈ギルド本部Black Lantern Headquarters
黒燈本部の廊下・階段

美術資料:黒燈本部の廊下・階段

第1部・公開済み番外編

表向きは古物商跡や古い倉庫のように見える、黒燈ギルドの地下拠点。情報、保全、医務、食堂、通信、訓練、逃走経路が重なる。暗いが冷たい場所ではなく、ジルにとっては警戒の対象から、報告し、治療を受け、戻る場所へ変わっていく。

  • 地上は目立たない古い建物、地下に実務と生活の場が広がる。
  • 保全室、医務室、食堂が、黒燈の思想を読者に見せる場所になる。
  • 第25話で正式加入したジルにとって、第26話では自分の意思で戻る場所となる。
  • 地下訓練場では、カインとゼルが七日間の臨時ペアとして制圧と術式支援を磨く。食堂は任務明けの報告や食事、仲間との会話が交わる場所でもある。
月燈館Moonlit Lantern Hall
月燈館

美術資料:月燈館

第1部「魔族王都編」公開範囲

ノクティルムにある男性専門の会員制社交館。赤みのある魔石灯、厚い布、酒、香草煙、低い声を持つ、上品さと秘密を併せ持つ場所。ジルが序盤に身を隠し、ルシとクロがジルへ近づくきっかけにもなる。

  • ジルにとっては最終所属ではなく、一時的な潜伏先。
  • ロアンは客の事情を詮索しすぎず、店と働く者の安全を守る側に立つ。
  • クロとの再会、ルシとの初対面へつながる序盤の重要施設。
水路・旧水門Waterways / Old Water Gate
旧水門

美術資料:旧水門

第1部・「七日間の臨時ペア」「カイン失明事件」

ノクティルム側の古い施設と地下水路。追跡、逃走、偽文書の流れ、白梟との戦闘を立体的に見せる場所として使われる。第1部では、黒い王都の裏側をつなぐ経路として扱う。

  • 逃走経路、追跡経路、荷や記録の動きに関わる。
  • 水音、暗さ、足場の悪さが緊張感を作る。
  • 「カイン失明事件」の南外縁・古水路区には、使われなくなった倉庫と現役の排水へつながる水路がある。通信の乱れと妨害が、警告や救援の難しさにつながる。
文書保管庫・記録詰所Document Store / Record Post
文書保管庫

美術資料:文書保管庫

第1部「魔族王都編」公開範囲

白梟の手が、紙、封緘具、記録用品、荷馬車、流通線を通じてノクティルムへ伸びていることを示す場所。第1部では、偽文書や記録の扱いが事件の導線になる。

  • 紙、封蝋、記録札、香木などが白梟の痕跡として現れる。
  • 黒燈は押収品や証拠を裁くためではなく保全する。
  • 詳細な契約制度や内部文書は公開範囲外。
黒燈本部の伝令房・通信室Black Lantern / Messenger & Communications Rooms
黒燈本部の伝令房・通信室

美術資料:黒燈本部の伝令房・通信室

「黒燈の毛玉」「カイン失明事件」第1~5話

札と通信を通じて現場と本部をつなぐ実務の場。伝令房には行き先別の棚、水皿、小型伝令獣の出入り口がある。「黒燈の毛玉」では、クロが札を届け、返事を受け取り、戻る訓練を重ね、黒燈の伝令として登録される。

  • 伝令は届けるだけでなく、返事を受け取って戻るまでが仕事。クロも最初から任務をこなせたわけではない。
  • 外からの荷を確認する荷受け前室と、内部の伝令房は扉で区切られている。
  • 通信符が届かない場合には別経路の伝令も使う。ただし道の封鎖や術式妨害によって、警告が間に合わないこともある。
  • 「カイン失明事件」第5話では、ルシが運び屋の証言を再確認し、伝令房の記録を確かめようとする。
黒燈本部の医務室Black Lantern / Infirmary
黒燈本部の医務室

美術資料:黒燈本部の医務室

第1部・「泣くのは後でいい」「カイン失明事件」第1~5話

負傷した仲間や保護対象を受け入れ、治療と休息を支える場所。現場での応急処置や搬送の先にあり、任務から生きて戻った者を迎える黒燈の日常の一部でもある。

  • 「泣くのは後でいい」では、救出された両親が本部の医務室へ運ばれる。
  • 「カイン失明事件」では、救援班が運び戻したカインの治療と、その後のカイン、ゼル、ルシの対話につながる。
  • 手当ては失われたものをすべて元に戻すものではない。傷を負った後も、本人の意思と仲間の支えを通して生活が続く。

勢力・舞台

グレイル家と慈善夜会Greil Family / Charity Evening
旧迎賓館・慈善夜会会場

美術資料:旧迎賓館・慈善夜会会場

第1部「魔族王都編」公開範囲

グレイル家は、白梟に協力する貴族筋として扱う。慈善夜会、旧迎賓館、応接室は、第1部終盤で白梟側の作戦が社交信用を利用する舞台になる。ただし、グレイル家や白弦商会を第1部の主敵へ格上げしない。

  • ラザロ・グレイルは現地協力者として登場する。
  • 慈善夜会は、白梟側が場所と信用を利用する終盤舞台。
  • 古いグレイル寄り設定や未公開制度名は掲載しない。