Glossary / Main Terms

用語集

第1部「魔族王都編」(序章〜第26話)の公開内容に基づく用語を、読者向けに整理しています。 人物名・場所・制度・道具・術式などを、検索または分類で絞り込めます。

舞台・場所

ノクティルム

読み:のくてぃるむ

第1部の主舞台となる魔族王都。黒い石畳、魔石灯、裏通り、水路、酒場、人の熱と生活音を持つ黒い王都。

舞台・場所

魔族王都

読み:まぞくおうと

第1部の舞台ノクティルムを指す呼称。作中では「黒い王都」とも呼ばれる。

舞台・場所

黒い王都

読み:くろいおうと

ノクティルムの別称。暗いだけではなく、屋台、酒場、食堂、灯り、人の生活音を持つ街として描かれる。

舞台・場所

アルシェリア

読み:あるしぇりあ

エルフ王都の正式名称。第1部では、ジルの出身側である白い王都として主に言及される。

舞台・場所

エルフ王都

読み:えるふおうと

アルシェリアを指す呼称。第1部では、ジルが逃れてきた「白い王都」として語られる。

舞台・場所

月燈館

読み:げっとうかん

ノクティルムにある男性専門の会員制社交館。ジルが第1部序盤で働きながら身を潜める場所。

舞台・場所

雨の路地

読み:あめのろじ

第1話でジルが負傷したクロを見つける路地。ジル、クロ、ルシを繋ぐ最初の痕跡が残る場所。

舞台・場所

安宿

読み:やすやど

ジルが第1部序盤に使う簡素な宿。クロを一時的に連れ帰り、薬草と薬布で手当てする。

舞台・場所

時計塔

読み:とけいとう

第5話でジルがカイン、ゼル、ルシ、クロと接触する場所。暫定協力へ進む境界になる。

舞台・場所

廃礼拝堂

読み:はいれいはいどう

第8話の共同任務で、テオとミロをめぐる白梟側の罠が仕掛けられた古い礼拝堂。

舞台・場所

西区の煮込み屋

読み:にしくのにこみや

第10話でジルたちが食事を取る店。任務の合間にある黒燈の日常と、街の温度を見せる。

舞台・場所

水路

読み:すいろ

ノクティルム内の移動・追跡・戦闘に使われる導線。黒燈の地元性と白梟工作がぶつかる場所。

舞台・場所

旧水門

読み:きゅうすいもん

第1部後半で使われるノクティルム側の施設。工作、逃走経路、偽文書線、追跡、戦闘に関わる。

舞台・場所

貴族街外れの廃庭園

読み:きぞくがいはずれのはいかていえん

第13話でジルたちが偽の接触条件を置き、内通者と白梟側の動きを探るために使う場所。

舞台・場所

赤い部屋

読み:あかいへや

月燈館二階の客室。第15話では、噂を流す仲介商オスカーと白梟側の工作が交差する。

舞台・場所

黒燈ギルド本部

読み:こくとうぎるどほんぶ

ノクティルムにある黒燈の本拠。保全、医務、食堂、伝令、生活の灯りがある地下拠点。

舞台・場所

保全室

読み:ほぜんしつ

黒燈本部の実務区画。押収品や証言を記録し、誰がいつ触れたかを残して証拠を守る。

舞台・場所

保全卓

読み:ほぜんたく

黒燈が証拠や記録を整理する卓。黒燈の「握るが、裁かない」姿勢を見せる場所。

舞台・場所

医務室

読み:いむしつ

黒燈本部で負傷者を手当てする場所。薬草、器、包帯、静かな生活音で黒燈の温度を見せる。

舞台・場所

食堂

読み:しょくどう

黒燈本部の日常が見える場所。ジルが逃げ場所ではない灯りを覚えていく舞台の一つ。

舞台・場所

伝令房

読み:でんれいぼう

小伝令獣や伝令札を扱う黒燈本部の部屋。任務中の連絡や帰還報告を支える。

舞台・場所

黒燈本部の個室

読み:こくとうほんぶのこしつ

所属員や一時滞在者が休む部屋。ジルに用意された部屋も、やがて逃げ場所ではなく戻る場所へ変わる。

舞台・場所

仮眠室

読み:かみんしつ

任務後の黒燈員が短く身体を休める部屋。第20話では、ジルたちが夜会前に眠りを取る。

舞台・場所

文書保管庫

読み:ぶんしょほかんこ

第16話周辺で、紙、封緘、写し、管理官家族をめぐる危機に関わる施設。

舞台・場所

記録詰所

読み:きろくつめしょ

第17話の旧記録運搬詰所。白梟に狙われた管理官と家族の証言を保全する現場になる。

舞台・場所

慈善夜会

読み:じぜんやかい

第1部終盤の社交舞台。ラザロ・グレイルと白梟工作の取引線が表へ出る場になる。

舞台・場所

旧迎賓館

読み:きゅうげいひんかん

第1部終盤の慈善夜会会場。ラザロとヴェインが進める白梟側の取引と罠の舞台になる。

組織・勢力

黒燈ギルド

読み:こくとうぎるど

ノクティルム側のギルド。闇に潜み王都を守る黒い灯り。証拠を握るが、裁く主体にはならない。

組織・勢力

白梟ギルド

読み:はくきょうぎるど

アルシェリア側の白いギルド。第1部ではジルを追う主敵で、役割名や記録で人を扱う。

組織・勢力

白弦商会

読み:はくげんしょうかい

ノクティルムの古い大手商会。白梟工作の物資、名義、封緘具、記録用品、流通線を示す窓口。

組織・勢力

グレイル家

読み:ぐれいるけ

第1部で白梟に協力する貴族筋。資金、名義、社交上の信用をノクティルムでの工作に与える。

組織・勢力

警備隊

読み:けいびたい

表の秩序を担う組織。黒燈とは別の立場から街と制度の境界に関わる。

人物・符牒

ジル

読み:じる

元白梟ギルドのアサシン。第1部でノクティルムへ逃れ、自分の意思で黒燈を選び直す。

人物・符牒

ルシ

読み:るし

黒燈ギルドの情報屋。クロの相棒。ジルを無理に暴かず、名前で呼ぶ距離を作る。

人物・符牒

クロ

読み:くろ

ルシの相棒である黒い小型幻獣。鳴き声は「きゅう」系のみ。異変察知と関係緩和を担う。

人物・符牒

カイン

読み:かいん

黒燈の前衛制圧型アサシン。ルシの兄でゼルの恋人。殺すより止める黒燈式の刃を体現する。

人物・符牒

ゼル

読み:ぜる

黒燈ギルド長補佐。影糸、静域、共感視、縛印を扱い、カインを補うが縛らない。

人物・符牒

ダリウス

読み:だりうす

黒燈ギルド長。黒燈の線引きを示す人物で、証拠を握るが裁く主体にはならない姿勢を守る。

人物・符牒

ロアン

読み:ろあん

月燈館の店主。詮索しないが、店と働く者の安全を譲らない大人として描かれる。

人物・符牒

サイラス

読み:さいらす

黒燈の登録実務協力員。外部連絡、荷の調整、保護対象の移動補助を担当していた。

人物・符牒

エルガ

読み:えるが

黒燈の古参実務係。ギルド長の周辺へ出入りできる正式所属員の一人。

人物・符牒

ノルド

読み:のるど

黒燈で記録経路を補助する正式所属員。内部経路の調査対象として名前が挙がる。

人物・符牒

テオ

読み:てお

黒燈の下級連絡員。荷札や伝言を受け渡す仕事を担い、白梟の脅迫に巻き込まれる。

人物・符牒

ミロ

読み:みろ

黒燈の見習い連絡員。廃礼拝堂の地下牢に囚われ、白梟側の罠に利用される。

人物・符牒

オスカー

読み:おすかー

香料と酒を扱う仲介商。月燈館でジルと黒燈に関する噂を流し、白梟側の工作に利用される。

人物・符牒

セリオ

読み:せりお

西区寄りの工房で働く筆写師。白梟に狙われた記録の写しと、その証言をつなぐ人物。

人物・符牒

アルドリック

読み:あるどりっく

ジルの元恋人で、現白梟ギルド長。第1部では白梟の工作を動かす奥の人物として示される。

人物・符牒

ヴェイン

読み:ゔぇいん

白梟側の実務者。慈善夜会ではラザロより上位の立場で取引と罠を動かし、逃走する。

人物・符牒

レヴィ

読み:れゔぃ

白梟実働員。ジルを《銀羽》《長の銀羽》と呼び、白梟の役割名の怖さを見せる。

人物・符牒

ラザロ・グレイル

読み:らざろ・ぐれいる

白梟のノクティルム工作を支えた現地協力者。慈善夜会と偽文書の取引線に関わる。

人物・符牒

モルガン・グレイル

読み:もるがん・ぐれいる

グレイル家分家当主の弟。白梟側の指示と白弦商会の窓口を使う工作線に関わる。

人物・符牒

銀羽

読み:ぎんう

白梟時代のジルに関わる任務符牒。個人名ではなく役割名であり、ジルは嫌悪する。

人物・符牒

長の銀羽

読み:おさのぎんう

白梟側がジルを役割名で呼ぶための符牒。黒燈側は必要な場面で「ジルだ」と名前を返す。

制度・道具

仮登録

読み:かりとうろく

黒燈がジルへ提示した期限付きの協力関係。正式所属ではなく、本人の意思で終了や返却を選べる。

制度・道具

黒銀の仮登録札

読み:くろぎんのかりとうろくふだ

仮登録中のジルが自分で持つ黒銀の札。白梟の首輪とは違い、本人の意思で返せる。

制度・道具

黒銀の所属証

読み:くろぎんのしょぞくしょう

黒燈の正式所属者が持つ証。第25話でジルが正式加入を選び、自分の意思で受け取る。

制度・道具

黒燈登録札

読み:こくとうとうろくふだ

クロの首輪に下がる黒銀の小札。表には黒い灯火の紋が刻まれている。

制度・道具

首輪の黒銀札

読み:くびわのくろぎんふだ

クロが身につける黒燈登録札。動くたびに小さく鳴り、ルシやジルへ存在を伝える。

制度・道具

黒銀腕輪

読み:くろぎんうでわ

ゼルが右腕につける黒銀の腕輪。銀筆で術式輪を調整する際の基点になる。

制度・道具

小伝令獣

読み:しょうでんれいじゅう

黒燈が短距離の伝令に使う小型獣。慈善夜会では会場近くとの往復連絡を担う。

制度・道具

伝令札

読み:でんれいふだ

伝令先や任務連絡を示す札。クロの首輪にも伝令用の札が付けられる。

制度・道具

通信符

読み:つうしんふ

離れた相手との連絡に使う符。黒燈本部や任務先で、報告や警告を伝える。

制度・道具

転移符

読み:てんいふ

術者や荷を別の座標へ移す符。切れた符や受け座標が、白梟側の工作を追う手がかりになる。

制度・道具

位置共有札

読み:いちきょうゆうふだ

任務中の位置を共有する札。役目を終えると折れ、追跡線を残さないよう処理される。

制度・道具

追跡札

読み:ついせきふだ

対象の移動を追うための札。慈善夜会の罠では、窓枠の内側に仕込まれていた。

制度・道具

反響札

読み:はんきょうふだ

触れた術式や反応を返す札。第23話では、偽文書と白梟側の仕掛けを探る鍵になる。

制度・道具

拘束札

読み:こうそくふだ

拘束した者の両手首などへ巻く札。黒燈では状態を確認しながら管理される。

制度・道具

拘束符

読み:こうそくふ

対象の動きを止めるための符。白梟側の罠や襲撃でも使われ、黒燈が解除・保全する。

制度・道具

保全札

読み:ほぜんふだ

押収品や文書を誰がどの順番で動かしたか記録し、証拠の経路を残す札。

制度・道具

白い封蝋

読み:しろいふうろう

白梟側の連絡や工作に残る封蝋。梟紋や香木の匂いとともに追跡の手がかりになる。

制度・道具

白い札

読み:しろいふだ

白梟側の術式に使われる札。転移や拘束などの仕掛けとして任務現場に現れる。

制度・道具

梟紋

読み:ふくろうもん

白梟の正式な紋。羽を広げた梟の形を持ち、封蝋や名簿とともに所属を示す。

制度・道具

機密文書

読み:きみつぶんしょ

ジルが白梟から持ち出した文書。内容そのものより、白梟が追跡を続ける理由として扱われる。

制度・道具

偽文書

読み:にせぶんしょ

白梟側が流通させた偽の文書。第22話以降、取引線と逃走経路を追う手がかりになる。

制度・道具

荷札

読み:にふだ

荷の名義や経路を示す札。白弦商会の荷馬車と白梟側の流通線を結ぶ手がかりになる。

制度・道具

白弦商会名義の荷差配札

読み:はくげんしょうかいめいぎのにさはいふだ

白弦商会名義で荷の経路を差配する札。正規の荷に偽装された工作線を示す。

制度・道具

封緘具

読み:ふうかんぐ

文書や荷を封じるための道具。白弦商会の扱う記録用品と白梟の工作をつなぐ。

制度・道具

闇取引印

読み:やみとりひきいん

ノクティルムの裏取引を示す印。白い札へ重ねられ、白梟側が現地経路を利用した証拠になる。

制度・道具

寄付名簿

読み:きふめいぼ

慈善夜会の寄付者を記録した名簿。グレイル家と白弦商会の関係を追う資料になる。

能力・印

影糸

読み:かげいと

ゼルが使う影の糸。敵の動き、罠、足場、視線、退路を拾い、カインたちの戦闘を支える。

能力・印

共感視

読み:きょうかんし

ゼルがカインの重心、呼吸、負荷、左側の死角を補うために使う術。

能力・印

静域

読み:せいいき

ゼルが音や衝撃を沈める領域。任務中の破砕音や悲鳴を周囲へ届かせないために使う。

能力・印

縛印

読み:ばくいん

ゼルが敵の手首、足首、武器、術式具などを一時的に止める印。

能力・印

銀筆

読み:ぎんぴつ

ゼルが右腕輪の術式輪を細かく調整するために使う銀色の筆。

関係・主題

握るが、裁かない

読み:にぎるが、さばかない

黒燈ギルドの基本方針。証拠と証人を保全するが、自分たちが裁く主体にはならない。

関係・主題

口封じ

読み:くちふうじ

白梟が証人や協力者を切り捨て、声と記録を消そうとする工作。黒燈の保全姿勢と対比される。

関係・主題

黙って消えるな

読み:だまってきえるな

ルシがジルへ伝える言葉。勝手に姿を消すのではなく、隣で選び続ける関係を示す。

関係・主題

正式加入

読み:せいしきかにゅう

第25話でジルが自分の意思により黒燈へ所属する選択。与えられた役割ではなく、自分で選ぶ所属になる。